上部工撤去開始

遅れましたが、新年明けましておめでとうございます。
今年も本家Suigun Line Guide並びに当ブログをよろしくお願いします。


本日確認したところ、旧那珂川橋梁において上部工(桁)の撤去作業が始まりました。

まずは作業予定表から。

先週6日から今日10日まで上部工撤去作業が予定されています。その他、製作架台(県道桁の制作場所?)や盛土の撤去、明日11日は起点方でバラストの撤去が予定されています。

上部工撤去の様子


▲今回撤去を確認したのは右岸から3つの桁。2番と3番の桁はクレーン船上に仮置きされていますが、2番の桁はコンパクトに切断されていました。3番の桁にも切断途中の跡が見られます。1番の桁は見当たりませんでした。



▲先月27日に撮影した撤去前の姿。既に枕木と線路は外されています。



▲残る橋脚。1897年に建設されて以降、115年の役目を終えました。

起点方バラストの様子

明日11日(水)は「起点方バラスト撤去」が予定されています。恐らく旧杉山下踏切付近のことでしょう。

▲旧杉山下踏切跡から水戸方を望みます。踏切名板の他、水郡線では珍しい昔ながらの丙号距離標も残存しています。これらも明日以降撤去されてしまうのでしょうか。



▲同じく踏切跡から望む橋梁方。

県道桁付近


▲「製作架台撤去」とは恐らくこのこと。県道桁が安置されていた台も残すところ杭だけになってしまいました。



▲遠くから望む県道桁付近




撤去作業開始を受けて、旧那珂川橋梁の完全引退が間近に迫ってきたことを実感します。
名残惜しいですがやむを得ません。勇姿を最後まで見届けたいと思います。

ということで明日も行ってみる予定です。