この日を待っていた!水郡線「ゆう」試運転(2/大子駅入換・復路)

さて、常陸大子駅に到着した試9833列車は機回しを行います…が、「ゆう」を非電化区間に入線させるにあたっては電源車 兼 中間連結器のゆうマニを機関車の次位に連結する必要があるのは周知の事ですね。
つまり、変態入換(笑)が見れるって訳です。


自称入換愛好家としてはこれを見ないわけにはいかないので、常陸大子駅に先回りしてその様子を観察してみました。
なお、一連の入換の流れは動画でもまとめてありますのでそちらもご覧ください。



常陸大子駅に入線する試9833列車。常陸大子の赤屋根の下に滑り込みます。
と、ちゃっかり書いていますが下り列車が1番線に直接入線することも非常に珍しい事象です。



▲所定の停車位置に停車したあと、操車さんの誘導で北方へ30mの小移動。
分割撮れないじゃん!と落胆していましたが、連結面で作業員さんが何やら作業をしたあとに戻って来ました。



▲1番線の最北端にマニとゆうの連結面を合わせて停車。
作業員さんはゆうのスカート直下にあるレールの繋ぎ目を気にしていました。恐らくこの停車位置が最も郡山方に寄せられる場所なんでしょうね。



▲分割されたゆうマニは一旦洗浄線へ。


このあとは上り列車が出るまで入れ換え作業は一旦休止。
せっかくなのでスナップをいくつか撮っておきました。




▲運転台に置いてあった「MG故障時の三相誘導手順(自車誘導)」の説明書。
このへんを応用してゆうマニから電源を引っ張っているんでしょうね。





▲当日に限って上りの836Dは3番線に番線変更しての発車となりました。



さて、この上り列車が発車すると入れ換えも本番です。

▲3番線にゆうマニが推進で押し込まれてきました。
てっきり側線使うのかと思ってましたけどね。バリバリの本線入れ換えでした。


DE10はゆうマニを3番線の中ほどに留置したあとに一旦郡山方に引き上げて、

▲2番線に入って一旦停止。進路構成後、水戸方に引き上げます。



▲水戸方から3番線に戻る最中、前日にホキ配給で郡山から大子に上ったデーテンと並びました。この並びも異例中の異例です。




▲あとはゆうマニを水戸方に引き上げて連結!


組成完了。当然と言っちゃ当然ですが前出しです。


さて、このあとは常陸大子駅全体を俯瞰するために駅南部の山に登りました。

SLの頃から目をつけていたこの山。登山道が整備されており、手軽に登ることができます。
ただ、今回の停車位置では無理をしたアングルをしない限りどうやってもデーテンの顔に信号柱がかかってしまいました。仕方ないのでこの写真は編集して柱をポアしてあります()
それにしても、デーテンが2両集った常陸大子駅はなかなか珍しいものです。
編集を掛けてあるとはいえ、このような姿を収められて登山した甲斐があったと思いました。
普段はあの位置に停車することは無いでしょうし、また機会があれば登ってみたいですね。


さっさと撮影を済ませ、足早に南下します。

▲いつもの宮前踏切にて。
撮影場所の選定には悩んだのですが、力強いデーテンの姿をどこかで記録できないかと思いここにしました。(いつもの場所ですけどねw)
案の定、重量感のある編成を牽いて勾配を駆け上がるデーテンの姿を見ることができました。


他にも何箇所かで撮影したのですが、光線状況がいまいちなので写真は没。動画には収録してあります。


続いて水戸駅での入換を見るべく移動。
待機中にいらっしゃったE531系と

651系(50M)。


しかし、待てども待てども入換は来ず…諦めて水戸駅に向かうと、私達がホームに着くと同時に出発される間の悪さ。
結局入換は撮れませんでした()


せっかくなので入線していた2094レを撮影。ポールが邪魔ですが銀釜だったのが救い。



最後はゴタゴタしてしまいましたが、それでもゆうマニ+ゆうの貴重な入線シーンを快晴の下で拝めただけで十分素晴らしいことだと思います。
暗い噂が流れている「ゆう」ですが、また水郡線に来線してくれることを願います。
それでは、現地でお会いした方、お疲れさまでした。


…って完結っぽい雰囲気だけどまだ試運転だった!
本運転に続きます。