引上線の使い道

水郡線を使っている方なら誰もが(?)気にしたことがある(?)であろう水戸駅郡山方の引き上げ線
在線していることはほとんど無いのに常に光るレールにはミステリアスな雰囲気を感じますよね。
今日はそんな引き上げ線が実際に使用されている様子を見てきました。


…今回は全体的に景色が遠いので結構思い切ったトリミングをしてます。

A.M. 5:35前照灯点灯


▲上野方の気留線では夜間停泊の2編成が前照灯を点灯し入換に備えています。
引上線に入るのは左側の編成で、この後常陸大子行きの821Dとなります。

A.M. 5:56 入換編成が2番線に入線


▲ここで821D編成が2番線に進入。
ホーム先端の停目で一旦停止のあと、引上線に向かいます。



▲大子方の渡り線を使い引上線に進入。
右側にちょこっと写っているのがいつもの本線です。



▲沿線の立ち木の洗礼をうけながら列車は低速で進みます。


A.M. 5:57 引上線入線完了


▲車止めギリギリの停目で停車しました。



▲エンド交換

A.M. 5:59 引上線〜1番線進路構成完了

A.M. 6:00 1番線入線


前照灯ついてますが後追いです。


…と、まあこんな具合で引上線を使用した入換は終了します。
ついでですからこの後の動きも見ていきましょう。

A.M. 6:10 921D発車


▲気留線で右側にいた編成は常陸太田への始発列車となって水戸を発ちます。

A.M. 6:18 820D到着


▲この分岐を写真右側に進むと中線に進入できます。
工臨やら単回やらはこの渡り線を使って中線に入る訳です。

A.M. 6:20 821D発車


▲入換を済まして1番線で待機していた編成は先述の通り常陸大子への始発列車になります。
椅子は半分超程度埋まっていましたが立ち客はいませんでしたね。


引上線は10分間に発着する3本の列車を捌くために活用されていました。


頭端式ホームと留置施設を備える水戸駅には必須の引上線。
最近は橋梁工事の関係で有効長が短くなっちゃいましたが、これからもミステリアスな雰囲気を演出してくれることでしょう。